2008年9月 のアーカイブ

日本全国が今の大阪府みたいになる。

中山前国交相:民主党政権なら日本が大阪府に 失言やまず
(2008年9月29日 毎日新聞)

失言問題で辞任した中山成彬(なりあき)前国土交通相は29日午前、TBSの情報番組に出演し、「民主党政権が誕生すると、日本全国が今の大阪府みたいになる。職員組合とのなれあいで財政破綻(はたん)にひんしている」と述べた。大阪府をやり玉に上げて労働組合の支援を受ける民主党批判を展開した。

自身の言動で麻生内閣と自民党のイメージを下げておきながらまだ懲りないこのセンセ、子供が駄々をこねているの変わりがないねー。いやあ、せっかく奥様が丸く治めようとしているのに、その顔に泥を塗ってどうするのでしょうね。

そもそも、今の大阪府の財政が破綻状態にあるのは、もともと不況やあるいは企業の東京移転などで大阪府の税収が低迷しているのにもかかわらず、ハコモノを建てまくり、また関空建設に絡んであちこちに売れそうにも無い土地を造成しまくって案の定売れ残りの塩漬け状態にしてしまったのが、原因ですよ。それでも途中で止まれば何とかなっていたかもしれないものを、面子だかなんだかわからないが開発をストップしなかったことで、結局傷口を広げる羽目に。

たった5日間でも、国土交通大臣をおやりになった方なら、それぐらいの認識はお持ちでしょ?中山さん。まあ、成田空港でもあの程度の認識しかないようですから、期待するのが無理だったのでしょうか。

VisaとNokiaによるUS版おサイフケータイ 10月開始予定

 Visa and Nokia working together to deliver payment applications for next generation mobile devices
(Nokiaプレスリリースより)

New York, NY, USA – Visa Inc. (NYSE:V), the world’s largest retail electronic payments network, and Nokia (NYSE:NOK), the world’s largest mobile device manufacturer, announced plans today to deliver Visa payment and payment-related services – including contactless payments, remote payments, money transfer, alerts and notifications – for Nokia’s next generation handsets beginning with the Nokia 6212 classic, expected to be available starting October 2008.

10月に米国でNOKIAとVISAが組んで「おサイフケータイ」のサービスが始まるようです。VisaとNokia、つまりクレジットカード会社と携帯電話メーカーが組んで行うこのサービス、軌道に乗れば徐々に世界に広まっていくことが考えられます。日本と違って通信キャリアの制約がないのですから。

ワンセグやおサイフケータイは携帯電話の技術&サービスとして日本が進んでいて、日本の端末メーカーが海外へ(再)進出をするのに武器になる、といわれているのをどこかで聞いたことがあるのですが、それにあぐらをかいていたからでしょうか、これによって国内の端末メーカーは海外ビジネスの機会を本当に逃してしまうかもしれません。

「ガラパゴス」といわれてきた日本の携帯電話ビジネスですが、やっぱりこのままでは、国内の携帯電話メーカーは利益を出せずに撤退するところがさらに出てくるのでしょうか?

文部科学省の官僚様は、よほどヒマ?

学校で携帯「禁止」「通話のみ」 文科省、ルール例示
(2008年9月20日 朝日新聞)

裏サイトでの中傷や出会い系サイトなどの問題が相次ぐなか、文部科学省は学校での携帯電話利用の指針づくりを求める動きを強めている。今年6月には同省の有識者会議が「真に必要な場合を除き、学校には持ち込ませないよう指導することを検討する」と提案、7月には都道府県や指定市の教育委員会などに「校内では原則禁止する」「機能を限定する」といった具体例を示した通知を出し、取り組みの徹底を改めて求めた。

自分の子供に携帯電話を学校に持ち込ませるのか否かは、本来、親(親権者)が決めることであって、お役所や政治家が規制する筋合いのものではないでしょうに。そりゃ授業中にピーピーブーブーと携帯電話がなるのは授業の妨げになるが、それは社会常識として厳しく指導すべきことで、法律作って公権力をもって規制するのは、憲法が保障する通信の自由を妨げることになる。

「出会い系サイト」や「学校裏サイト」のことを問題と考えてのことなんでしょうが、ならばまずは、子供たちに情報リテラシーを徹底的に教え込むのが筋だと思います。これをやらないでいきなりの法規制は、文部科学省の官僚自らが、その能力が無いと自白しているようなもの。それに、いくら校内での使用を禁止したところで、下校後に書き込まれたらそれでおしまいですから。あ、それとも、政治家やお役人の皆様は下校後の子供たちの行動も、法律で規制しようとお考えなのでしょうか?

また、優秀な官僚の皆様からすれば、親も子供と同じようなものでアホばかりだから、自分たちがやらないと日本の将来は暗いとお考えなのでしょうか?

誰だって、いつ立場が逆転するかわからないですよ。

敷・礼なし「ゼロゼロ物件」トラブル続出、若者ら提訴へ
2008年9月18日 読売新聞

敷金・礼金なしでマンションやアパートが借りられるとして低所得者にも人気の「ゼロゼロ物件」。だが、「家賃の支払いが数日遅れただけで、部屋の鍵を交換された」といった苦情も多く、入居者への強引な措置が問題となっている。
こうした中、同物件の入居者が10月、不動産会社に慰謝料など1人あたり数百万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こす。非正規雇用の拡大など収入の不安定な人が増える中、被害対策弁護団は「行き過ぎた『貧困ビジネス』は見過ごせない」と話している。

やっぱりというか、某SNSではやっぱり多いですね。「滞納するほうが悪い」「契約だから守れ」「訴えるなんて、逆ギレ」という声。確かに滞納はいけない。契約は守るべき。そうなんだけど、ここで一方の当事者になっている「スマイルサービス」のやり方は、明らかに脱法行為です。違法行為もあります。こういう相手方の絡む契約に関し、当事者でない一般の方々が「滞納するほうが悪い」「契約は守るべき」「逆ギレだ」というのは、「スマイルサービス」側の思うツボじゃないでしょうか(世間がお墨付きを与えてる形になるのですから)。

「あいつら逆ギレだ」「俺は払ってるから大丈夫だ!」とおっしゃる方々も、リーマンの例をご覧になってもわかるように、つい先日まで六本木ヒルズで稼ぎまくっていた証券マンが今じゃクビの恐怖におびえる、先行き不透明な昨今、いつあなたも立場が逆転して経済的弱者になるかわかりません。
なので、そのために、借り手としての理論武装(ちょっと大げさですが)を考えてみませんか?

契約は守らなければならないけど、その内容は法令を遵守したものでないといけない。で、スマイルサービスのマズイ点を挙げると、以下になると思います。

 (1) 高額な違約金 → 消費者契約法第9条2号に違反
 (2) 家財の無断処分 → 自力救済(日本の法体系では認められていません)に当たる。
             また、窃盗や住居不法侵入、器物損壊などの刑法上の違反行為
 (3) 契約形態 → 実態はアパート/マンションの賃貸借契約なのに、
          『施設付鍵利用契約』として借地借家法の規制を受けないと
          主張している。これは明らかな脱法行為。

借家法を逃れて業者の都合の良いように行うとするこういう行為がベースになった契約は、そもそも無効な契約(消費者契約法第10条)でしょう。

ちょっと、「まごころの想像力」を働かせてお考えになってみてはどうでしょうか。

生活費(昭和58年版)・・・多少脱線あり

最低賃金とか最低生活費に関するニュースが最近いろいろ出ているようですが、ふと思い出したのが、25年前に私が社会に出たてのころの生活費。記録を取っていたわけではないので(仮に記録を取ってたとしても、とっくに無くしているでしょうが)、あやふやな記憶を辿りながら書いてみました。

収入の部
給料(手取額):90,000円(だいたいその位だったような気が)
ちなみに税込みで11万はいってなかった記憶はあります。

支出の部
・食費:  45,000円(1日あたり1,500円)
・光熱水費:5,000円

残額:40,000円(もちろん変動あり)

毎日の食費を除いて、この40,000円で1ヶ月生活していたわけです。
住居は、東京に出てきたばかりということで、この頃は職場から提供されていた寮に住んでいました。家賃はタダ同然の金額でしたが、一応給料から天引きされていましたので、家賃の心配はいらないわけです。また、寮から勤務先までは自転車通勤でしたので、定期代の心配もいりませんでした。

今から考えると40,000円なんてすぐになくなってしまいそうですが、当時は、完全週休二日制なんてまだなくて(月に一回の土曜日は休み、それ以外の土曜日は半ドン・・・死語だ!)、休みも少なかったので、地方から出たてのまだ友人の少ない独身男には、お金を使う機会なんてそれほどありませんでした。

ちなみにこの頃、医療費は社会保険の被保険者本人は、病院での窓口の支払は無料でした(正確には、初診のときだけは数百円払っていました)。

昭和58年当時の数字をいくつか上げてみると
・円相場:1ドル=232円ぐらい
・都バス運賃:140円
・JR初乗り運賃:120円
・ガソリン:156円程度/1リットル

プラザ合意の前の話なので、円相場が今よりはるかに円安なのはわかりますが、ガソリンの値段は「へぇー、そんなもんなの?」という感想です。

あと余談ですが、当時はパスポートを取得する際に「渡航費用の支払能力を証明する書類」なるものが必要でした。具体的にいうと、航空券の写し、ツアー代金の領収書、預金の残高証明書、会社の出張命令書などなど・・・今からだと考えられませんよね。そういえば今のように格安航空券なんてなかった(あるいはとてもアングラなものだった)あの時代、「週末、ソウルに行ってくるわ」のノリで出かけられる今の基準と比べると、個人で海外旅行はそれなりに覚悟がいったそうです。

またソウルに行きたい病が・・・


今年の3月に行ったのに、また行きたくなってきた。
なんて考えていたら、このあいだ高校生の息子から相談が。

「あのさぁ、友達から冬休みソウル行かないか?って言われてるんだけどさぁ・・・」

そのとき、頭の中に電球が・・・(古い!)。
引率は、言い出しっぺである息子の友人のお父様がされるそうなんですが、保護者ということで別便でもいいから私も行こうかな。

でも正月は航空券高いからなぁ、なんて考えていたら、学校が冬休みになってすぐにソウルに行って、年末に日本に戻るそうな。だったら安いから、行けそうです。

本当に、企んでみようかな。

市町村教委は関東軍みたい

橋下知事、「市町村教委は関東軍みたい」 テレビで批判

大阪府の橋下徹知事は14日、民放のテレビ番組に出演し、全国学力調査の結果の公表を求める橋下知事に反発する市町村の教育委員会について「中立性の名の下に、自分たちの領域は神聖不可侵なんだという本当に恐ろしいような状態。関東軍みたいになっている」と述べた。

「府教委はクソ」発言に続いて、こんどは「市町村教委は関東軍」。恐ろしいのは一体どっちでしょうか。大阪府知事という重職にお就きの方が公の場でする発言にしては、明らかに品性を欠くと思いますきます。しかも市町村の教育委員会は府知事とは独立した組織で、上下関係はもちろんない。その組織を相手にテレビ番組の中での「関東軍」と罵るのは、大阪府民ではない私でも空いた口がふさがりません。

いや、空いた口がふさがらないだけならまだいいのですが、相応の権力をもっている府知事が、自分の考えに反しているからといって、テレビやラジオの番組の中でその相手を「クソ」だの「関東軍」だのと誹謗するのは、名誉毀損の範囲を超えてある意味危険な行為です。役人のような曖昧な物言いをする日本の政治家の中で、自身の政治姿勢や政策を明確に主張する橋下知事はの態度は評価されていいと思いますが、だからといって、何を言ってもいい、あるいはどんな方法を使ってもいい、というわけでないです。やはり民主的な手続き(選挙)で選ばれた権力者なのですから、発言にはその重みを認識して欲しいとおもいます。

都道府県知事はタレントではないのですから。

民間だったら当たり前のリサーチ

橋下大阪知事:廃止方針の児童文学館の仕事ぶりを隠し撮り

大阪府の橋下徹知事は6日、廃止方針を打ち出している府立国際児童文学館(吹田市)の普段の館内の様子を調べるため、職員に内緒で2日間にわたってカメラ撮影していたことを明らかにした。橋下知事は「なんの努力の形跡もうかがわれない」と映像を見た感想を述べた。「隠し撮り」について「民間だったら当たり前のリサーチ」と話したが、その手法は議論を呼びそうだ。

私は大阪府民ではないので、この人のやらんとしていることに関して是非を述べる立場にはないと思いますが、時折見せるセンセーショナルな表現ややり方は「ほんまにコイツ弁護士かいな?」と思うときがある。

今回の府立国際児童文学館での盗撮調査に関して、橋下知事は「民間だったら当たり前のリサーチ」と豪語しているが、この人の言う「民間」って一体どういう世界をさしているのでしょうか。もしあなたの会社で、社長が社員の働きぶりをこっそり監視カメラでチェックしていたらどんな気持ちがしますか? 例えば残業代を一銭も払わないようなブラックなオーナー企業の社長がやるのなら、さもありなんと考えることもできますが、大阪府知事という立派で公的な役職に就いてらっしゃるお方が、自分の私設秘書を使って府の機関の仕事ぶりをこっそり盗撮調査するなんてスパイそのもの。ヤクザのすることとちっとも変わりゃしない。その辺の探偵じゃないのだから、曲がりなりにも弁護士なんだからもう少しまともな方法を使えよ、と言いたいです。

私はね、自分自身を客観的に見ることができるんです。

タイトルは退陣表明の記者会見での、記者からの最後の質問に対しての福田首相の回答から。

このときムキになって答えた福田首相の表情は噴飯ものでした。
塩野七生氏の作品を読んだことがある方ならご存知かもしれませんが、やっぱり福田首相も「見たいと思う現実しか見ない」人だったのでしょうか。

「昨年私は、安倍前総理からバトンを受け取りまして……」
そして辞め方もその安倍前首相と同じく、突然の政権の投げ出し。6月にはG8の議長国としてサミットを仕切り、その後内閣改造を行い、しかも「さあ、これから国会だ」というときの辞任表明。年金や医療、所得格差など問題は山積みなのに、これでは無責任以外になんと言えばいいのでしょう。

次が誰になるにせよ、安倍、福田と続いて選挙の洗礼を受けない内閣が続くことには変わりありません。かといって、この首相交代劇で解散/総選挙は当分行われないでしょう。まさに自民党と公明党の与党内部での政権のたらい回し。野党支持だろうが与党支持だろうが一般の庶民感覚から見れば、この状況がおかしなことにすぐ気がつくと思います。


 

9月 2008
« 8月   10月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

アーカイブ